語彙ログ。

言葉の意味や語源の覚え書き

ネガティブな用語集

【悪質(あくしつ)】
品物などが粗悪なこと。また、そのさま。
たちが悪いこと。また、そのさま。

【悪辣(あくらつ)】
情け容赦もなく、たちが悪いこと。あくどいこと。また、そのさま。

【嘲る(あざける)】
ばかにして悪く言ったり笑ったりする。

【浅はか(あさはか)】
思慮の足りないさま。
空間的に奥行きの浅いさま。
深みがなく、あっさりしているさま。軽々しいさま。

【浅ましい(あさましい)】
品性が卑しい。さもしい。下劣だ。
見苦しく情けない。嘆かわしい。
身分や姿形が卑しい。みすぼらしい。
予想と違った結果に驚きあきれる気持ちをいう。

アスペルガー症候群アスペルガーしょうこうぐん)】
広汎性発達障害の一種。知的障害や言語障害を伴わないで、対人関係への無関心、同一動作の繰り返しなど自閉症の症状を示すものをさす。オーストリアの小児科医H=アスペルガー(1906~1980)がこの症例を初めて報告。

【侮る(あなどる)】
人を軽くみてばかにする。軽蔑する。見下す。

【阿呆(あほう)】
愚かなこと。愚かな人。また、そのさま。人をののしるときにも用いる。あほ。

【暗澹(あんたん)】
薄暗くはっきりしないさま。暗く陰気なさま。

【意気消沈(いきしょうちん)】
意気込みがすっかり衰えること。元気がなくなること。意気阻喪 (いきそそう) 。

【意気阻喪(いきそそう)】
意気込みがくじけ弱ること。意気消沈 (いきしょうちん) 。

生き恥(いきはじ)】
この世に生きているために受ける恥。
⇔死に恥

【違反(いはん)】
法規・協定・契約などにそむくこと。違背。

【違法(いほう)】
法律・規定などにそむくこと。また、その行為。

【忌まわしい(いまわしい)】
不吉だ。縁起が悪い。嫌な感じである。不愉快である。

【卑しい(いやしい)】
身分・社会的地位が低い。
品位に欠けている。下品だ。
貧しい。みすぼらしい。
飲食物や金銭に対して貪欲である。さもしい。
つたない。とるに足りない。

【嫌がらせ(いやがらせ)】
相手の嫌がることをしたり言ったりして、わざと困らせること。また、その言行。

【嫌気(いやけ)】
嫌だと思う気持ち。気の進まないこと。いやき。

【卑しめる(いやしめる)】
下品な、とるに足りないものとして見下げる。軽蔑する。さげすむ。

【陰陰滅滅(いんいんめつめつ)】
暗く陰気で、気分がめいるさま。

【陰険(いんけん)】
表面は何気なく装いながら、心の内に悪意を隠しているさま。
意地悪そうに見えるさま。

【陰湿(いんしつ)】
暗くてじめじめしていること。陰気で晴れ晴れしないこと。また、そのさま。

うつ病(うつびょう)】
憂鬱な気分が毎日続き、興味や喜びが感じられなくなる精神疾患気分障害の一つ。不眠や過眠、食欲不振や過食、頭痛、倦怠感 (けんたいかん) などの身体症状を伴い、病状が進行すると、自分には価値がないと感じたり罪悪感をもつようになり、自殺を考えることもある。抑鬱症。孤立の病。大うつ病性障害。
鬱病
=欝病

【疎い(うとい)】
親しい間柄でない。疎遠だ。
(「…にうとい」の形で)そのことについての知識や理解が不十分である。
親しみが持てない。わずらわしく思う。

【横着(おうちゃく)】
すべきことを故意に怠けること。できるだけ楽をしてすまそうとすること。また、そのさま。
わがままで、ずうずうしいこと。ずるいこと。また、そのさま。

【横柄(おうへい)】
いばって、人を無視した態度をとること。無礼、無遠慮なこと。また、そのさま。大柄 (おおへい) 。

【臆病(おくびょう)】
ちょっとしたことにも怖がったりしりごみしたりすること。また、そのような人や、そのさま。

【汚辱(おじょく)】
地位・名誉などをけがされることによる、はずかしめ。

【汚濁(おじょく)】
汚れ濁ること。おじょく。

【汚染(おせん)】
汚れること。特に、細菌・ガス・放射性物質などの有毒成分やちりなどで汚れること。また、汚すこと。

【貶める(おとしめる)】
劣ったものと軽蔑する。さげすむ。見下す。
下落させる。成り下がらせる。

【劣る(おとる)】
価値・能力・質・数量などが、他に比べて程度の低い状態にある。引けを取る。
身分・階級などが下である。
⇔勝る。

【過小(かしょう)】
小さすぎるさま。小さすぎて実際と合わないさま。
⇔過大。

【過度(かど)】
度を過ごすこと。程度が過ぎること。また、そのさま。

【勝手気まま(かってきまま)】
他人のことは気にせず、自分のしたいように行動すること。また、そのさま。

【悲しみ・哀しみ・愛しみ(かなしみ)】
負の感情表現のひとつ。脱力感、失望感や挫折感を伴い、胸が締め付けられるといった身体的感覚と共に、涙がでる、表情が強張る、意欲・行動力・運動力の低下などが観察される。さらに涙を流しながら言葉にならない声を発する「泣く」という行動が表れる。
=悲観
⇔喜び

【軽軽しい(かるがるしい)】
よく考えずに物事をするさま。軽率である。
粗末なさま。重々しさがない。

【贋作(がんさく)】
にせものを作ること。また、その作品。

【奸佞(かんねい)】
心が曲がっていて悪賢く、人にこびへつらうこと。また、そのさま。

【偽装(ぎそう)】
ある事実をおおい隠すために、他の物事・状況をよそおうこと。

【偽造(ぎぞう)】
にせものをつくること。贋造 (がんぞう) 。

【恐怖(きょうふ)】
おそれること。こわいと思うこと。また、その気持ち。
現実もしくは想像上の危険、喜ばしくないリスクに対する強い生物学的な感覚。

【恐怖症(きょうふしょう)】
そう感じることが無意味であると思いながら、特定の事物や状況に対して強い不安や恐怖を感じる神経症。不潔恐怖症・高所恐怖症・対人恐怖症など。

【空虚(くうきょ)】
内部に何もないこと。また、そのさま。から。
実質的な内容や価値がないこと。むなしいこと。また、そのさま。

【空疎(くうそ)】
見せかけだけでしっかりした内容や実質がないこと。また、そのさま。空虚。

【苦渋(くじゅう)】
苦しみ悩むこと。また、そのさま。

【くだらない】
まじめに取り合うだけの価値がない。程度が低くてばからしい。くだらぬ。くだらん。

【屈辱(くつじょく)】
屈服させられて恥ずかしい思いをさせられること。はずかしめられて、面目を失うこと。

【愚鈍(ぐどん)】
判断力・理解力がにぶいこと。頭が悪くのろまなこと。また、そのさま。

【苦杯(くはい)】
にがい経験。つらい経験。

【苦悶(くもん)】
肉体的または精神的に苦しみもだえること。

【愚弄(ぐろう)】
人をばかにしてからかうこと。

【軽視(けいし)】
軽くみること。軽く考えて、その価値や影響力を認めないこと。
⇔重視。

【軽率(けいそつ)】
物事を深く考えずに軽々しく行うこと。また、そのさま。かるはずみ。
⇔慎重。

【軽薄(けいはく)】
言葉や態度が軽々しくて、思慮の深さや誠実さが感じられないこと。また、そのさま。
人の機嫌をとること。また、その言葉。おせじ。ついしょう。
物が軽くて、うすいこと。また、そのさま。

【軽蔑(けいべつ)】
いやしいもの、劣ったものなどとみなして、ばかにすること。さげすむこと。

【下種・下衆・下司(げす)】
心根の卑しいこと。下劣なこと。また、そのようなさまやその人。「―な根性は持つな」
身分の低い者。

【下賤(げせん)】
いやしいこと。身分が低いこと。また、そのさま。卑賤。

【決裂(けつれつ)】
会談や交渉などで意見が一致せず物別れになること。

【下品(げひん)】
品格・品性が劣ること。卑しいこと。また、そのさま。
品質の劣った物。
⇔上品

【下劣(げれつ)】
下品で卑しいこと。道義的に下等であること。また、そのさま。

【狡猾(こうかつ)】
ずるく悪賢いこと。また、そのさま。

【厚顔(こうがん)】
面の皮のあついこと。恥知らずでずうずうしいこと。また、そのさま。鉄面皮。

厚顔無恥(こうがんむち)】
ずうずうしくて恥知らずなこと。また、そのさま。無恥厚顔。

【傲然(ごうぜん)】
おごり高ぶって尊大に振る舞うさま。

【心無い(こころない)】
思慮がない。無分別である。
他人に対して思いやりがない。情がない。
情趣を解しない。無風流である。

【こざかしい】
利口ぶっていて差し出がましい。生意気である。
何かにつけて要領よく振る舞っている。悪賢くて抜け目がない。

【姑息(こそく)】
一時の間に合わせにすること。また、そのさま。一時のがれ。その場しのぎ。

【コミュニケーション障害(コミュニケーションしょうがい)】
対人関係を必要とされる場面で、他人と十分なコミュニケーションをとることができなくなるという障害のこと。
人とつきあうのが苦手な人、雑談や世間話をしない人、他人に無関心な人などのことをいう。コミュ障。

【最低(さいてい)】
高さ・位置・程度などがいちばんひくいこと。
物事の状態などがもっとも望ましくないこと。きわめて質の劣ること。また、そのさま。
⇔最高

【詐欺(さぎ)】
他人をだまして、金品を奪ったり損害を与えたりすること。

【蔑む(さげすむ)】
他人を、自分より能力・人格の劣るもの、価値の低いものとみなす。見下げる。見くだす。

【詐取(さしゅ)】
金品をだまして取ること。

【差別(さべつ)】
あるものと別のあるものとの間に認められる違い。また、それに従って区別すること。
取り扱いに差をつけること。特に、他よりも不当に低く取り扱うこと。

【さもしい】
品性が下劣なさま。心根が卑しい。意地汚い。
見苦しい。みすぼらしい。

【惨憺(さんたん)】
いたましいこと。なげかわしいこと。また、そのさま。
いたましくて見るに忍びないさま。見るも無残なさま。
心をくだき思い悩むさま。
薄暗くて気味が悪いさま。

【惨烈(さんれつ)】
きわめてむごたらしいこと。きわめてきびしいこと。また、そのさま。

【自虐(じぎゃく)】
自分で自分をいじめ苦しめること。

【自虐的(じぎゃくてき)】
自分で自分のことを苦しめるさま。自らを責め立てるさま。

【醜男(しこお)】
容貌 (ようぼう) のみにくい男。ぶおとこ。

【自己嫌悪(じこけんお)】
自分で自分自身が嫌になること。

【醜女(しこめ)】
容貌 (ようぼう) のみにくい女。ぶおんな。しゅうじょ。

【自殺(じさつ)】
自分で自分の命を絶つこと。
⇔他殺。

【七難八苦(しちなんはっく)】
七難と八苦。多くの苦難が重なること。

【失意(しつい)】
望みが遂げられなかったり、当てが外れたりして、がっかりすること。

【嫉妬(しっと)】
自分よりすぐれている人をうらやみねたむこと。
自分の愛する者の愛情が、他の人に向けられるのを恨み憎むこと。やきもち。悋気 (りんき) 。

【失礼(しつれい)】
他人に接する際の心得をわきまえていないこと。礼儀に欠けること。また、そのさま。失敬。

【死に恥(しにはじ)】
死後に残る恥。
生き恥

【自暴自棄(じぼうじき)】
不満や失望などが原因で、やけになって自分の身を粗末に扱うこと。また、そのさま。

【醜態(しゅうたい)】
見苦しい態度・行動。恥ずべき状態。

【小人閑居して不善をなす(しょうじんかんきょしてふぜんをなす)】
つまらない人間が暇でいると、ろくなことをしない。

【性悪(しょうわる)】
性質の悪いこと。また、そのさまや、その人。
浮気であること。また、そのさまや、その人。

【支離滅裂(しりめつれつ)】
物事に一貫性がなく、ばらばらで、まとまりのないこと。また、そのさま。

【ずる賢い(ずるがしこい)】
悪知恵がはたらく。狡猾 (こうかつ) である。悪賢い。

【凄惨(せいさん)】
目をそむけたくなるほどいたましいこと。ひどくむごたらしいこと。また、そのさま。

【精神遅滞(せいしんちたい)】
知的機能が平均より明らかに低く、年齢に応じた行動がとれず、それが成長期(18歳未満)に現れたもの。知能指数(IQ)その他の総合的な診断に基づき、軽度・中等度・重度・最重度に分けられる。1970年ころから精神薄弱に代わって用いられた。平成11年(1999)から、法令上は「知的発達障害」「知的障害」という語が用いられている。知的能力障害。

【拙劣(せつれつ)】
技術などが劣っていること。また、そのさま。へた。

【浅学(せんがく)】
学問や知識が未熟なこと。また、その人。自分のことをへりくだっていう語。

【羨望(せんぼう)】
うらやむこと。

【粗悪(そあく)】
粗末で質が悪いこと。また、そのさま。

【俗(ぞく)】
民間で普通に行われること。ありふれていること。また、そのさま。
高尚でないこと。いやしいこと。また、そのさま。

【俗悪(ぞくあく)】
低級で下品なこと。また、そのさま。

【俗っぽい(ぞくっぽい)】
いかにもありふれていて、品位に欠ける。通俗的だ。

【損なう(そこなう)】
物をこわして、だめにする。傷つける。
人の気持ちやからだの調子を悪くする。
殺傷する。

【粗雑(そざつ)】
いいかげんで大ざっぱなこと。また、そのさま。ざつ。

【粗暴(そぼう)】
性質や動作があらあらしくて、乱暴なこと。また、そのさま。

【粗末(そまつ)】
作り方などが、大ざっぱなこと。品質などが上等でないこと。また、そのさま。
いいかげんに扱うこと。ないがしろにすること。また、そのさま。

【怠惰(たいだ)】
なまけてだらしないこと。また、そのさま。

【怠慢(たいまん)】
当然しなければならないことをしないこと。なまけて、おろそかにすること。また、そのさま。

【唾棄(だき)】
つばを吐きすてること。転じて、非常に軽蔑して嫌うこと。

【堕落(だらく)】
生活がくずれ、品行がいやしくなること。節操を失うこと。身をもちくずすこと。
物事がその本来あるべき正しい姿や価値を失うこと。
おちぶれること。零落。

【たわけ】
ふざけること。ばかげた言動。「―が過ぎる」
おろかもの。ばかもの。また、人をののしっていう語。

【短気(たんき)】
辛抱ができず、すぐ怒ったりいらいらしたりすること。また、そのさま。気みじか。短慮。

【単純(たんじゅん)】
考え方やとらえ方が素直であること。とらえ方などが一面的で浅いこと。また、そのさま。

【短慮(たんりょ)】
考えがあさはかなこと。思慮の足りないこと。また、そのさま。
気の短いこと。また、そのさま。短気。せっかち。

【稚拙(ちせつ)】
幼稚で未熟なこと。また、そのさま。

【恥辱(ちじょく)】
体面・名誉などを傷つけること。はずかしめ。

【遅鈍(ちどん)】
行動などがのろくて鈍いこと。また、そのさま。

【拙い(つたない)】
能力が劣っている。ふつつか。
運が悪い。
事を行うのに巧みでない。へたである。

【爪弾き(つまはじき)】
人さし指や中指を親指の腹に当て、強くはじくこと。嫌悪・軽蔑・非難などの気持ちを表すしぐさ。
ある人を忌みきらって排斥すること。

【つまらない】
おもしろくない。興味をひかない。
とりあげる価値がない。大したものではない。
意味がない。ばかげている。
それだけのかいがない。ひきあわない。

【低俗(ていぞく)】
下品で俗っぽいこと。程度が低く、趣味の悪いこと。また、そのさま。

【鈍感(どんかん)】
感じ方がにぶいこと。気がきかないこと。また、そのさま。

【鈍重(どんじゅう)】
動作や物事に対する反応がにぶくてのろいこと。また、そのさま。

【頓馬(とんま)】
間が抜けていること。また、そのさまや、その人。

【難物(なんぶつ)】
取り扱いにくい事物。また、扱いにくい人物。

ニートNEET)】
《not in education, employment or training》学校にも行かず、就職しようともせず、職業訓練も受けない若者のこと。1990年代末に英国で名付けられた。2000年代になって日本でも問題化。

【濁る(にごる)】
液体・気体などに他の物質がまじりこんで透明でなくなる。
色・音声などが鮮明でなくなる。
精神などが健全でなくなる。けがれる。
濁音になる。濁点を打つ。

【鈍い(にぶい)】
頭の働きがにぶい。気が利かない。愚かだ。

【ネガティブ(Negative)】
事象を正負二極で見立てた際の負の側。マイナス。
否定的なさま。消極的。
⇔ポジティブ。

【廃人(はいじん)】
傷害・疾病などのため、通常の生活を営むことができない人。

【馬鹿(ばか)】
知能が劣り愚かなこと。また、その人や、そのさま。人をののしっていうときにも用いる。あほう。
社会的な常識にひどく欠けていること。また、その人。
つまらないこと。無益なこと。また、そのさま。
度が過ぎること。程度が並はずれていること。また、そのさま。
用をなさないこと。機能が失われること。また、そのさま。
⇔利口。

【破壊(はかい)】
建造物・器物・秩序・組織などをこわすこと。また、それらがこわれること。

【薄志弱行(はくしじゃっこう)】
意志が弱く、実行力に乏しいこと。

【白痴(はくち)】
精神遅滞の重度のもの。

【恥さらし(はじさらし)】
恥を世間にさらけ出すこと。また、その人や、そのさま。

【恥知らず(はじしらず)】
恥ずべきことをして平気でいること。厚顔であること。また、その人や、そのさま。

【はた迷惑(はためいわく)】
まわりの人が迷惑すること。また、そのさま。近所迷惑。

【はちゃめちゃ】
度はずれているさま。常軌を逸しているさま。めちゃくちゃ。

【破滅(はめつ)】
ほろびること。人格・家・国家などが成り立たなくなること。滅亡。

【腹黒い(はらぐろい)】
心に何か悪だくみをもっている。陰険で意地が悪い。

【破廉恥(はれんち)】
恥を恥とも思わず平気でいること。また、そのさま。恥知らず。

【ひきこもり】
長期間にわたり自宅や自室にこもり、社会的な活動に参加しない状態が続くこと。

【卑屈(ひくつ)】
いじけて、必要以上に自分をいやしめること。また、そのさま。

【非合法(ひごうほう)】
法律に定めていることに違反すること。法律の許す範囲を越えていること。また、そのさま。

【悲惨(ひさん)】
見聞きに耐えられないほどいたましいこと。また、そのさま。

【卑賤(ひせん)】
地位・身分が低いこと。人としての品位が低いこと。また、そのさま。

【卑俗(ひぞく)】
いやしく下品なこと。品がなく俗っぽいこと。また、そのさま。
(鄙俗)田舎びていること。また、そのさま。

【人柱(ひとばしら)】
築城・架橋・堤防工事などの完成を祈って、神へ供える生贄 (いけにえ) とするために、人を土中や水底に埋めること。また、その埋められた人。
ある目的のために犠牲となった人。

【独りよがり(ひとりよがり)】
他人の意見を無視して、自分だけでよいと思い込んでいること。また、そのさま。どくぜん。

【非礼(ひれい)】
礼儀にそむくこと。また、そのさま。

【卑猥(ひわい)】
品がなくみだらなこと。また、そのさま。

【貧相(ひんそう)】
いかにも貧乏そうな人相。
貧弱でみすぼらしく見えること。また、そのさま。
⇔福相

【無愛想(ぶあいそう)】
愛想のないこと。そっけなくつっけんどんなこと。また、そのさま。ぶあいそ。

【不安(ふあん)】
気がかりで落ち着かないこと。心配なこと。また、そのさま。
心配に思ったり、恐怖を感じたりすること。または恐怖とも期待ともつかない、何か漠然として気味の悪い心的状態や、よくないことが起こるのではないかという感覚(予期不安)である。

【不安障害(ふあんしょうがい)】
不安が強く長く、あるいは頻繁に起こるようになり、不安による発汗・動悸・胸痛・頭痛・めまい・不眠・下痢などのさまざまな身体症状が通常の限度を超えて現れ、日常生活に支障を来す状態になること。社交不安障害・全般性不安障害パニック障害・心的外傷後ストレス症候群(PTSD)などが含まれる。薬物療法認知行動療法などによる治療が行われる。不安症。

【不恰好(ぶかっこう)】
格好の悪いこと。みっともないこと。また、そのさま。

【不器用(ぶきよう)】
手先が器用でないこと。また、そのさま。ぶきっちょ。
物事の処理のへたなこと。また、そのさま。
道理にはずれていること。卑劣なこと。また、そのさま。

【不潔(ふけつ)】
衛生的でないこと。よごれていて、きたないこと。また、そのさま。
みだらでけがらわしいこと。また、そのさま。
⇔清潔

【不細工(ぶさいく)】
細工がへたなこと。できばえが悪いこと。また、そのさま。
格好が悪いこと。また、そのさま。
容貌がととのっていないこと。また、そのさま。不器量。

【無作法(ぶさほう)】
礼儀作法にはずれていること。また、そのさま。ぶしつけ。

【無様・不様(ぶざま)】
体裁の悪いこと。手ぎわの悪いこと。また、そのさま。

【不躾(ぶしつけ)】
礼を欠くこと。無作法なこと。また、そのさま。無礼。

【不純(ふじゅん)】
純粋・純真でないこと。まじりけのあること。また、そのさま。

【不浄(ふじょう)】
けがれていること。また、そのさま。

【ぶす】
醜女 (しゅうじょ・しこめ) 。また、女性をののしっていう語。

【不釣合い(ふつりあい)】
つりあわないこと。また、そのさま。

【不貞腐れる(ふてくされる)】
不平・不満の気持ちがあって、なげやりな態度や反抗的な態度をする。ふてくさる。

【不当(ふとう)】
正当・適当でないこと。道理に合わないこと。また、そのさま。

【不似合い(ふにあい)】
似合わないこと。ふさわしくないこと。また、そのさま。

【腐敗(ふはい)】
有機物が微生物の作用によって分解され、有毒物質を生じたり悪臭を放つようになったりすること。くさること。→変敗
精神が堕落し、悪徳がはびこること。

【侮蔑(ぶべつ)】
他者を侮り、蔑み、馬鹿にしたり、罵ったり、ないがしろにすること。
=軽蔑(けいべつ)

【侮蔑語(ぶべつご)】
侮蔑に使われる語句。

【不法(ふほう)】
法に違反していること。また、そのさま。違法。
道理・道義に背くこと。また、そのさま。無法。理不尽 (りふじん) 。
⇔合法

【不毛(ふもう)】
なんの進歩も成果も得られないこと。また、そのさま。

【不愉快(ふゆかい)】
愉快でないこと。いやな気分になること。また、そのさま。

【無礼(ぶれい)】
礼儀にはずれること。また、そのさま。失礼。不躾 (ぶしつけ) 。無作法。

【浮浪児(ふろうじ)】
親や保護者がなく、一定の住居も持たずにさまよい暮らす子供。

【浮浪者(ふろうしゃ)】
定まった住居や職業を持たず、あちこちさまよい歩く者。浮浪人。ルンペン。

【ぺいぺい】
地位の低い者、また、技術・技芸の未熟な者をあざけっていう語。また、自分を卑下していう語。ぺえぺえ。

【下手(へた)】
物事のやり方が巧みでなく、手際が悪いこと。また、そのさまや、その人。
なまはんかであること。なまじっかなことをして結果が悪くなること。また、そのさま。
中途半端なこと。満足できるような程度でないこと。また、そのさま。
⇔上手 (じょうず)

【蔑視(べっし)】
相手をあなどって見くだすこと。

【傍若無人(ぼうじゃくぶじん)】
人のことなどまるで気にかけず、自分勝手に振る舞うこと。また、そのさま。

【放蕩(ほうとう)】
思うままに振る舞うこと。特に、酒や女遊びにふけること。また、そのさま。

【褒貶(ほうへん)】
ほめることとけなすこと。事のよしあしを言うこと。

【マイナス思考(マイナスしこう)】
悪い方向に考えが向くこと。物事を否定的にとらえる考え方。ネガティブシンキング(Negative Thinking)。
⇔プラス思考。

【不味い(まずい)】
味が悪い。うまくない。
(「拙い」とも書く)下手だ。つたない。
醜い。みっともない。
ぐあいが悪い。不都合である。

【間抜け(まぬけ)】
おろかなこと。また、そのさま。人をののしるときにも用いる。
見当はずれなこと。手ぬかりのあること。また、そのさま。

【未完(みかん)】
まだ完全にはでき上がっていないこと。未完成。未完了。

【見下す(みくだす)】
下の方を見る。みおろす。
相手をばかにして見る。あなどりみる。見さげる。

【惨め(みじめ)】
かわいそうで見るにしのびないさま。いたいたしいさま。

【未熟(みじゅく)】
学問や技術などの経験・修練がまだ十分でないこと。また、そのさま。

【醜い(みにくい)】
顔や姿かたちがよくない。
見て不快な感じがする。嫌な気持ちがする。見苦しい。

【無一文(むいちもん)】
金銭をまったく持っていないこと。一文なし。

【無学(むがく)】
学問・知識のないこと。また、そのさま。ぶがく。「―な自分を恥じる」
仏語。煩悩を断ち尽くし、もはや学ぶべきもののない境地。阿羅漢果 (あらかんか) 。
⇔有学(うがく)

【無気力(むきりょく)】
気力に欠けること。意欲が低下したり、自発性が低下したり、感情の起伏が小さくなったり、周囲に無関心になったりする状態。

【無視(むし)】
存在価値を認めないこと。また、あるものをないがごとくみなすこと。

【無職(むしょく)】
定まった職がないこと。

【無知(むち)】
知らないこと。知識がないこと。知恵のないこと。また、そのさま。

【無恥(むち)】
恥を恥と思わないこと。また、そのさま。恥知らず。

【無風流(むふうりゅう)】
風流でないこと。趣味を解さないこと。また、そのさま。

【無分別(むふんべつ)】
分別がないこと。思慮がなく軽率なこと。また、そのさま。
仏語。物事を区別して考えないこと。また、妄想を離れていること。

【痩せ我慢(やせがまん)】
無理に我慢して、平気を装うこと。

【野卑(やひ)】
言動が下品でいやしいこと。また、そのさま。

【幼稚(ようち)】
年齢がおさないこと。子供であること。
考え方・やり方などが未発達なこと。子供っぽいこと。また、そのさま。

抑うつ(よくうつ)】
気持ちが沈んで晴れ晴れしないこと。気分が落ち込んで活動を嫌っている状況であり、そのため思考、行動、感情、幸福感に影響が出ている状況のこと。抑うつというだけでは原因不明の症状である。うつ状態とは、状態像であり、抑うつの症状が精神状態の中心となっていることを意味する。

【邪(よこしま)】
正しくないこと。道にはずれていること。また、そのさま。

【略取(りゃくしゅ)】
力ずくで奪い取ること。
法律で、暴力・脅迫などにより、人をかどわかし連れ去ること。

【劣等感(れっとうかん)】
自分が他人に劣っていると感じること。主に人間の心(精神)に発生する感覚である。人間は成長の過程で自我を発達させるが、この段階で他人との競争意識が生まれ、その競争面での挫折の結果が劣等感とみなされる。劣等感はこれを抱く人を憂鬱(暗く沈んだ気持ち)にさせるが、同時に克服することで更なる展望を生む。

【歪曲(わいきょく)】
物をゆがめまげること。また、ゆがみまがること。
事実をわざとゆがめて伝えること。

【猥言(わいげん)】
みだらな言葉。猥語。

【猥語(わいご)】
=猥言(わいげん)

【猥褻(わいせつ)】
みだらなこと。いやらしいこと。また、そのさま。

【猥雑(わいざつ)】
ごたごたと入り乱れていること。また、そのさま。
みだらで下品なこと。また、そのさま。

【悪賢い(わるがしこい)】
悪いほうによく知恵がまわる。ずるくて抜け目がない。