語彙ログ。

言葉の意味や語源の覚え書き

副詞(態度)用語集

【あうさわに】
簡単に。かるがるしく。

【敢えて(あえて)】
(しなくてもよいことを)困難や抵抗を押して意図的に行うさま。わざわざ。無理に。
(下に打ち消しの語を伴って)とりたててそうする必要のないさま。特に。別に。まったく。少しも。

【あけらかん】
口をあけて、ぽかんとしているさま。あけらぽん。あけらひょん。あけらけん。あっけらかん。

【荒荒(あらあら)】
荒々しいさま。乱暴なさま。

【あんけら】
ぼんやりと口をあけたさま。あっけらかん。

【いけしゃあしゃあ】
しゃくにさわるほど平然としているさま。

【いささめに】
一時的に。かりそめに。ちょっと。
他にはっきりとわかるように。公然と。

【いじむじ】
不平を言ったり、すねたりするさま。ぐずぐず。

【うかと】
気がつかないで。うっかり。

【うっと】
力を入れたり、感情を急に押さえたりするさま。

【えへらえへら】
おかしくもないことに、しまりなく笑うさま。

【おいおい】
声をあげて泣くさま。また、その声を表す語。

【おいそれと】
(下に否定的表現を伴って)人の求めに安直に応じるさま。簡単に。すぐに。

【おおそれながら】
恐れ多いことですが。おそれながら。

【おじおじ】
恐れるさま。恐る恐る。おずおず。

【おっかなびっくり】
こわがってびくびくしながら物事をするさま。こわごわ。おそるおそる。

【及ばず乍ら(およばずながら)】
十分ではないが、できる限り行うさま。ゆきとどかないが。人の手助けなどする時、謙遜して使う。

【折り入って(おりいって)】
相手を信頼して、真面目な態度で特別な頼み事や相談事をするさま。

【掛けず(かけず)】
問題にもされないで。簡単に。

【掛けて(かけて)】
心にかけて。本気で。
(否定・仮定の表現を伴って)決して。少しでも。かけても。

【極力(きょくりょく)】
最大限の力を尽くすさま。できるだけ。精一杯。

【きょろり】
目を丸くしてじっとみつめるさま。
平然としているさま。けろり。

【愚図ら愚図ら(ぐずらぐずら)】
動作がひどく鈍いさま。ぐずぐずしているさま。また、ぶつぶつ不平不満などを言うさま。

【くだくだ】
長々とまとまりなく述べるさま。くどくど。

【ぐどぐど】
「くどくど」に同じ。

【くやくや】
気に病んでいるさまを表す語。くよくよ。

【呉呉(くれぐれ)】
何度も繰り返すさま。こまごまと念を入れるさま。

【呉呉も(くれぐれも)】
「くれぐれ」に同じ。
何度も繰り返し、真心をこめて願うさま。

【げたげた】
〔「けたけた」を強めた表現〕
下品なほどに高笑いをするさま。ばか笑いするさま。

【厳に(げんに)】
手抜かりのないように十分に気をつけるさま。妥協を許さないさま。

【挙って(こぞって)】
ある集団を構成する者全員が同じ行動をするさま。残らず。あげて。

【懲りずまに(こりずまに)】
しょうこりもなく。前の失敗にこりもせず。

【さめざめ】
涙を流し、声をしのばせて泣くさま。
しみじみと言うさま。しんみりと。つくづくと。

【しゃなしゃな】
「しゃなりしゃなり」に同じ。

【遮二無二(しゃにむに)】
一つのことだけに集中して、勢い込んで向こうみずに行うさま。むやみに。

【痴れ痴れ(しれじれ)】
いかにもとぼけたさま。しれしれ。

【真ぞ・神ぞ(しんぞ)】
神かけて。ほんとうに。

【ずかずか】
無遠慮に,あるいは荒々しく進み出るさま。

【悄悄(すごすご)】
気落ちして元気なく、しょんぼりしているさまを表す語。また、元気なくその場を立ち去るさま。しおしお。

【達て(たって)】
どうしても実現しようと強く要求したり切実に希望したりするさま。無理に。しいて。どうしてでも。

【たりふし】
ねんごろに。せつに。

【誓って(ちかって)】
その行為を必ず行うという強い意志を表す。きっと。

【力一杯(ちからいっぱい)】
持てる力をすべて出し切るさま。全力をあげるさま。力の限り。

【ちょびかわ】
いそがしくたちまわるさま。

【努めて・勉めて(つとめて)】
可能な限り力を尽くして物事を行うさま。できるだけ。

【体良く(ていよく)】
もっともらしくうわべをとりつくろうさま。体裁よく。

【如何か(どうか)】
丁寧にものを頼む気持ちを表す。なにとぞ。どうぞ。
漠然としたある状態・事柄の実現を期待する気持ちを表す。なんとか。どうにか。
いつもの状態と異なっている、変な様子である、といぶかしく思う場合などに使う。

【とてもとても】
「とても」を強めた語。

【懇ろ(ねもころ)】
〔「ねんごろ」の古い形〕 心をこめて。ていねいに。

【渋渋(しぶしぶ)】
したくないと思いながら、いやいやながらするさま。不承不承。

【立てて(たてて)】
特に。一途に。

【篤と(とくと)】
念を入れて。じっくりと。とっくり。

【粛として(しゅくとして)】
静まり返っているさま。
おごそかに。粛然と。

【進んで(すすんで)】
積極的に物事を行うさま。

【けいけい】
犬・シカ・キジなどの鳴き声を表す語。

【けんけん】
片足でぴょんぴょん跳ぶこと。また,片足で跳ぶ子供の遊戯。ちんちん。

【ごちょごちょ】
つまらないことをあれこれと言うさま。

【さっさと】
迷ったり他に気を取られたりしないで早く行うさま。
冷淡に物事を行うさま。
滞りなく、手際よく行うさま。
風・波・水の音などを表す語。

【しおしお】
がっかりして元気のないさま。しょんぼり。

【すんすん】
動作がすみやかに行われるさま。どんどん。
愛想のないさま。つんつん。

【ずいと】
遠慮したり、気おくれをしたりせずにそのまま通るさま。つっと。

【ずっけり】
言いにくいことを、遠慮しないで言うさま。ずけずけ。ずっかり。ずけり。

【せりせり】
落ち着かず、気ぜわしいさま。せかせか。

【ぞべらぞべら】
「ぞべぞべ」に同じ。

【たじたじ】
相手の気勢や力に圧倒されて後ずさりするさま。ひるんでしりごみするさま。
足もとが定まらずよろよろとするさま。

【たどたど】
足もとのおぼつかないさま。とぼとぼ。

【つくねんと】
ひとりぼっちで何もせず、ぼんやりしているさま。

【つっくり】
ひとりなすこともなく、あるいは思いに沈んでじっとしているさま。つくねん。

【つとめて】
早朝。あけがた。あかつき。
(前夜、事があったその)翌朝。

【つべこべ】
あまり重要でもないことについて、あれこれくどくどと文句を言うさま。うるさく小理屈をならべるさま。つべらこべら。

【ねそねそ】
動作や物の言い方などがのろく、まだるっこいさま。反応が鈍いさま。

【のこのこ】
出ては具合の悪いはずの場に、平気で出てきたり、何も知らずに現れたりするさま。

【のさのさ】
のんびり構えているさま。のうのう。
恥ずべきことをしていながら平気なさま。のめのめ。おめおめ。
横柄に振る舞うさま。
ゆっくりと歩くさま。のそのそ。

【のめのめ】
恥ずかしく思うのが普通であるようなときに、その様子もなく平気なさま。おめおめ。

【のろり】
動作の鈍いさま。のろのろ。のんびり。
なんとなく。ふらりと。

【のんべんだらり】
何もしないで、あるいは、つまらないことをぐずぐずとやって、時間を無駄にしているさま。

【ぶりしゃり】
すねるさま。すねて気を引くさま。

【奮って(ふるって)】
自分から積極的に行動するさま。進んで。参加・応募などを勧誘するときに用いられる語。

【枉げて(まげて)】
自分の要望をなんとか了承してほしいと相手に願う気持ちを表す。むりでも。是が非でも。

【むざと】
やすやすと。むざむざと。
考えもなく。軽率に。むやみに。
取るに足りないさま。

【無理矢理(むりやり)】
実現のむずかしいことや、相手の嫌がることを強引に行うさま。しいて。

【無下に(むげに)】
考慮すべき点がないように冷淡に扱うさま。すげなく。むやみに。
ひどく。まったく。
(下に打ち消しの語を伴って)少しも。全然。

【もとな】
理由なく。根拠なく。
無性に。やたらに。しきりに。

【求めて(もとめて)】
(下に否定的な表現を伴う)普通の人ならあえてしないことを自分から進んで行うさま。好きこのんで。

【びかしゃか】
気どっていて嫌みのあるさま。

【ひそひそ】
人に聞こえないように小声で話をするさま。
人に知られないようにこっそりとなにかをするさま。

【直物(ひたもの)】
むやみに。ひたすら。

【ひょいひょい】
身軽に物事を行うさま。
気軽に物事を行うさま。

【ぷいと】
機嫌を悪くして、急にぶあいそうな態度をとるさま。また、急にいなくなるさま。

【伏して(ふして)】
へりくだって相手に切に頼み込むさま。ひれ伏して。

【不承不承(ふしょうぶしょう)】
気が進まないが、いやいやながらするさま。しぶしぶ。

【ぶつくさ】
(不平不満などを)つぶやくさま。ぶつぶつ。

【変に(へんに)】
普通とは違っているさま。妙に。不思議に。

【ぼいぼい】
不平不満などをつぶやくさま。ぶつぶつ。

【ぼやっと】
ぼんやりと。ぼけっと。

【ぼとり】
物が重そうに落ちるさま。また、その音を表す語。

【ぼんじゃり】
おっとりとして柔和なさま。

【やいやい】
しきりに催促するさま。やいのやいの。

【よよと】
しゃくりあげて泣くさま。おいおい。
水やよだれなどの流れ落ちるさま。
酒などをぐいぐいと飲むさま。

【休み休み(やすみやすみ)】
途中で何度も休みながら。何度も休憩をして。
よく熟慮して。考え考え。非難の意をこめて用いる。

【喜んで(よろこんで)】
相手のことばを快く受け入れるさま。自分から進んで。快く。

【楽楽(らくらく)】
ゆったりとしていて気楽なさま。
たやすく物事を行うさま。やすやす。

【わじわじ】
恐ろしさや寒さのためにふるえるさま。わなわな。

【わっぱさっぱ】
大声でわめきちらすさま。

【我がでに(わがでに)】
自分自身で。みずから。

【我から(われから)】
自分自身が原因で。自分のせいで。
われながら。

【我勝ちに(われがちに)】
人に先んじようとするさま。われさきに。

【我先に(われさきに)】
自分が先にと、先を争うさま。われがちに。

【我乍ら(われながら)】
自分自身を客観的にとらえて、みずからの行いや考えを褒めたり嘆いたりするさま。自分ながら。