語彙ログ。

言葉の意味や語源の覚え書き

副詞(自然)用語集

【自ずと(おのずと)】
物事の性質や成り行きに従って自然にそうなるさま。ひとりでに。自然に。おのずから。

【ごぼごぼ】
液状のものがわき出たり、動いたりして空気とまざる時のややこもった感じの音を表す語。

【ざあざあ】
雨が激しく降る音や、水が激しく流れる音を表す語。

【さあっと】
軽やかに、素早く通り過ぎるさま。「さっと」より時間・距離がやや長いさまにいう。

【冴え冴えて(さえさえて)】
冴えた上にもよく冴えて。いやが上にも寒くなって。

【颯と(さっと)】
風や雨が急に吹いたり降ったりするさま。
動作が素早く行われるさま。

【ざんざん】
雨がはげしく降るさまを表す語。

【じとっと】
じっとりと。

【自然に(じねんに)】
しぜんに。おのずから。

【そそ】
静かに風の吹くさま。また、かすかに物が動くさま。

【そぼそぼ】
雨のそぼ降るさま。しょぼしょぼ。

【そよ】
静かに風などの吹くさま。また、ゆれて物の触れ合うかすかな物音を表す語。

【そよそよ】
風が静かにやわらかく吹くさま。
物の動くけはいや衣ずれの音、物の触れ合う音などを表す語。

【ぞよぞよ】
虫などが多く集まり動くさま。うようよ。ぞろぞろ。

【そより】
静かに風などの吹く音や、物が軽く触れ合う音を表す語。
=そよろ

【たらり】
(「と」を伴って)しずくがしたたり落ちるさまを表す語。

【千重波頻に(ちえなみしきに)】
波が次々に寄せるようにしきりに。

【とくとく】
口のせまい容器から液体の流れ出る音やそのさまを表す語。
露・しずくなどのしたたるさま。

【どくどく】
液体がさかんに流れ出たり、あふれ出たりするさま。

【どんぶり】
物が水中に落ちるさま。また、水につかるさま。

【どんぶりこ】
大きくて重みのある物が水中に落ち込むときの音を表す語。どぶん。どぶり。
大きくてやや重みのある物が水に浮き沈みしながら流れるさま。
=どんぶらこ

【にょきにょき】
細長いものが勢いよく現れ出るさま。

【温温(ぬくぬく)】
体の中まで暖かく心地良いさま。
苦労がなく、のんびりするさまを不快に感じていう。
(食べ物などが)できたてで、あたたかいさま。
平然としているさま。ずうずうしいさま。ぬけぬけ。

【のどのど】
気候がのどかなさま。
動作がゆったりとしているさま。

【はたはた】
旗などが風に吹かれてひるがえるさま。また、その音を表す語。
鳥などの羽ばたくさま。
物が当たって鳴る音を表す語。また、雷の鳴る音を表す語。
事態が急速に進行するさま。また、あわただしいさま。
言動のはっきりしたさま。

【はらり】
軽い物が静かに落ちかかるさま。
動作が滞るところがなく、素早いさま。
すべてにわたっているさま。すっかり。ことごとく。
大勢の人の動作がそろうさま。いっせいに。

【ぱらり】
軽い小さな物が落ちるさま。
少量の物が散らばっているさま。また、散らばるようにするさま。
閉じている物を開いたりするさま。
すっかり。余すところなく。

【独りでに(ひとりでに)】
人為的な力が加わったり意図したりせずに、ある事態が生じるさま。自然に。

【ぴゅう】
風が勢いよく吹き通る音を表す語。
投石・弾丸などが鋭く風をきる音を表す語。
笛などを吹く音を表す語。
水などが勢いよく噴き出るさま。

【ぴゅうぴゅう】
風が鋭く吹きすさぶ音を表す語。
投石・弾丸などが数多く飛ぶ音を表す語。

【ひらりひらり】
身をひるがえして軽く飛ぶさま。
風にひるがえるさま。
きらめくさま。ぴかぴか。

【ぶすぶす】
炎を出さず、煙だけ出して燃えるさま。
小声で不満や怒りをとなえるさま。また、陰でそれらを言うさま。
刃物や針などが何度も突き刺さる音を表す語。

【朗ら朗ら(ほがらほがら)】
朝日がのぼろうとして明るくなるさま。

【ぼたり】
(多く「と」を伴って)どろどろしたものがかたまって落ちるさま。

【ぼったり】
「ぼたり」を強めていう語。

【ぽっとり】
しずくなどが落ちるさま。ぽとり。ぽたり。

【ぼとぼと】
液体が続けざまにしたたり落ちるさま。ぼたぼた。
物をたたいて出る濁ったふとい音を表す語。

【群群・叢叢(むらむら)】
あちこちに群がっているさま。
群れをなして集まったり動いたりするさま。
雲・煙などの湧き上がるさま。
衝動や激しい感情が急に起こるさま。

【ゆっすり】
揺れ動くさま。下に打ち消しの語を伴って用いる。